情報を食べる現代人
現代人は情報を食べているという。
つまり、食べ物の味や栄養価といった本質よりも、話題性、店の雰囲気、見た目、価格…そういった情報のほうが重視されがち、ということだろう。
極端に言えば、FacebookやInstagramにアップするために食事をしている、ということだ。それは極端に言いすぎだ。
娯楽としての食事に偏っている、といえるかもしれない。
それはやっぱり歪んでいるんだろうな、と、台湾旅行中に、決して清潔とはいえない店で紙皿に雑に盛られた、具がきゅうりとにんにくだけの麺類を食べながら思った。
これが超うまいのだ。
台湾には、人間としての歪みのない生活がある気がする。
それは観光客としていいところだけを見ているからなのだろうけど。
1か月ぐらい滞在して、そのあたりを確かめてみたいものだ。
紙を流せないトイレには馴染めそうもないけど。