ロボ徳
年に2回開催している若手のアマチュア落語会「ユープケッチャ寄席」、6回目が終わった。
今回は全て新作(自作)・改作(古典落語をアレンジしたもの)になった。
おれ(順風亭浪漫)の演目は「ロボ徳」。古典落語「船徳」の改作。
勘当された若旦那が船頭になる「船徳」。
「ロボ徳」は、若旦那が居候している船宿が、実は裏稼業ではロボットを操り、巨大な怪獣から江戸の街を守っていた、という設定で、パイロットが足りなくなり、何も聞かされていない若旦那が急にロボットで怪獣と戦うことになる、という話。
元々は「アオイホノオ」のドラマ番で、庵野秀明がウルトラマンの真似をしているのを見て、巨大なものを落語でやってみたい、と思ったから。
なので全体的に庵野秀明リスペクトの落語となった。
ロボットの動きについては「パシフィック・リム」や「ぼくらの」のアニメを参考にしている。
怪獣やロボットについて、単なる形態模写じゃなく、落語っぽい動きにしたいと思っていたのだが、周りの評価を聞くに、それが伝わっていたようで嬉しい。
続編が作れそうなくらい裏の設定を考えた。落語中には出てこなかったロボットの名前とか怪獣の定義とか。
続編は作らないと思うけど、ロボ徳はまたどこかでやりたい。