黒歴史
mixiで10年前の日記が晒される…… と話題になった。
おれはもう、たしか2つあるはずのmixiのアカウントも忘れたし、当時使っていたメールアドレスも消失してしまったので、成り行きに任せるしかないのだが、10年前の自分の痕跡がインターネット上のどこかにノイズとして存在しているというのは結構すごい話だ。
10年前のおれなんて、おれの体には残っていないのだ。
もしインターネット上で発見されたとしても、自分じゃないって言い張ることにする。
最近考えるのが、人はひとりで成長するのではないのだ、ということ。
10年前、25歳だったおれから、周りの色んな人の影響を受けて今のおれになっている。
25歳の時点で社会と完全に切り離されていたら、きっと年齢だけ35歳になっているはずだが、幸いにもそうはなっていない。
少なくとも自分では、少し大人になったと思っている。
おれは、自分の状態や状況を自分で把握して、ある程度コントロールできるのが大人だと思っている。自分を操縦する感じだ。
同年代でも年上でも、これができている人もできていない人もいる。
自分の操縦がうまくできたほうが楽しいし、ずっと生きるのが楽なのに。
できてない人は、往々にしてSNSに文句ばっかり書いている。
不機嫌や感情的な態度をあからさまに見せて状況をコントロールしようとする人もいる。子供みたいに。
そればっかりやっていたら、周りも諦めてしまい、ますます大人になる機会を失ってしまうのだ。
そういう人も結構いる。
ああ、まだ大人になっていないんだな、と思う。